ジャックと豆の記

妊娠と育児、35週での早産に関する情報など

妊娠と育児に関するブログ

育児日記 2018/08/09-2018/08/14

2018/08/09

 今日の離乳食は「緑の野菜とさつまいも」のベビーフードに挑戦。ちょっと味見してみたが、青臭くてあまり美味しいとは言えない。案の定、息子氏はちょっと舐めてみて「うえー」という顔をしていた。ダメ元で好物のトウモロコシ粥に混ぜてみたら、意外にも完食。まだ好き嫌いする時期ではないせいか、一度食いつきさえすれば食べさせるのは楽である。

 

 自分の育児方針なるものがあるとすれば、「睡眠時間をたっぷりとる」だけである。子供のうちは、日中体を動かして、夜は早い時間にぐっすり眠る。これだけは譲れない。そのために、「赤ちゃんとママのための睡眠ガイド」などを参照して必死で生活リズムを作っている。

 逆に言えば、「睡眠以外はわりとどうでもいい」ので、離乳食はほとんど市販のベビーフードに頼っているし、食べなくても全く気にしない。自分の母親が手作りの食事にこだわる人で、食べることにとにかくプレッシャーを掛けられた。そのせいで、出された食事は完食しなければならない、という強迫観念が植えつけられてしまい、自分が子供の頃は太っていた。。。のがコンプレックスで、自分の子供には食事を強制したくない、という意思がある。食事を作る側からすれば、栄養に気をつけて手間をかけた食事を作っているのに、食べてもらえないのはショックだし腹が立つ、というのはわからないでもないが、子供には子供の事情というものがある「せっかく作ったのだから食べてもらいたい」というのは結局親のエゴだ。こと食事に関しては、親のエゴを押し付けたくない、と常々意識している。どうせ、子供の頃にどれだけ偏食だろうと(逆に満遍なく食べる子であったとしても)、大人になったら食生活は好きに崩れるだろうし。

 

2018/08/10

 市民センターが主催している8月の「赤ちゃん交流会」へ。身体計測で、息子氏は身長68cm/体重は8kgに成長している事が判明!圧倒的成長を遂げている!ついに成長曲線ど真ん中に到達した。生まれた時は低出生体重児で、赤ちゃんのうちは体が小さいのではないか。。。と心配していたが、普通に成長してくれているようだ。とても嬉しい。

 さすがに夏休み&この暑さで参加人数はいつもより少なかったが、ニューフェイスのAちゃん(4ヶ月女児)と出会う。とても色白で、ピンク色の頬が可愛らしい。そして、やはり女児は男児の息子氏と比べて華奢で小さい。。。肌触りもふわふわ・すべすべで、こんな時分から男女は違うのだな、としみじみと思う。

 

2018/08/11

 寝返りとズリバイを駆使して、長い距離を移動するようになってきた。ほんのちょっと目を離した隙に、驚くほど移動している。大人の目から見れば瞬間移動したように見える。

 

2018/08/12

  絵本を何冊か買った。名作絵本「がたんごとん がたんごとん」の夏バージョン「がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん」。汽車に乗って、海に行くというお話。有名な絵本なので、名前だけは知っていたがなんと作者は安西水丸村上春樹のエッセイ好きの私には馴染み深い人だった。正直、エッセイの挿絵はあまり上手くないな、と思っていたけど、絵本作家でもあったんですね。

 

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

 

 

  息子氏は絵本を気に入ってくれたらしく、読み聞かせをすると明らかに楽しそうにしている。とはいえ、本の楽しみ方はページを掴んで遊ぶこと。

がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん (福音館あかちゃんの絵本)

がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん (福音館あかちゃんの絵本)

 

  それはそうと、「ざぶんざぶん」の方をうっかり買ってしまったが、夏以外の季節はどうしよう。。。無印がたんごとんの本を買いなおすしかないのか。

 

2018/08/13

 早起きして新幹線駅へ向かう。新幹線で二時間半の、義実家へ帰省する。以前、関東から九州へ向かう際に新幹線に乗った時、息子氏の月齢は3ヶ月行かないくらい。短い間隔での授乳は大変だったが、息子氏はおとなしく抱っこ紐に入っていてくれたので移動は楽だった。

 しかし月齢7ヶ月になった息子氏にはすでに自我が芽生えつつある。新幹線の移動音が気に入らないのか、少し寝てもすぐに目覚めてしまい、車内でギャン泣き。夫と交代でデッキに出てなだめることとなった。無理もないところではある。

 

 義実家は山の中にあり、いつもは他の街より2〜3度気温が低く、夏は過ごしやすい土地なのだが、今年は猛暑の煽りを受けて暑さは苛烈で、かつ義実家はクーラーをあまり使わないため激しい暑さに見舞われることとなった。大人と違い、汗をかく等の機能があまり発達していない赤ちゃんは、大人よりはるかに暑がりだ。息子氏は猛烈に不機嫌になり、義実家に着くなり大泣きした。一旦昼寝するまで2時間、ぶっ続けで泣きわめく暴れよう。その後も不機嫌は続き、お墓まいりに抱っこしている間だけは寝ていたがそれ以外はずっとぐずぐず言っていた。救いは、義実家はすでに3人の孫を受け入れており、子育て経験豊富なお義母さん・おばあちゃん・叔父さんが揃っていたこと。息子氏は延々と泣いていたが、皆あたたかく見守ってくれ、あやすのに奔走してくれた。

 

2018/08/14

 昨日から一夜明けて、息子氏はだいぶ機嫌が良くなった。昨日の反省を生かして、義実家で唯一クーラーの効く部屋で昼寝させてもらうなど、息子氏へ細やかに気遣ってもらった。昨日、ビニールプールで行水をさせてもらったが、息子氏がギャン泣きで楽しめなかったのが心残り。帰りの新幹線でもぐずぐず言っていたが、特に問題なく帰ってくる事ができた。

育児日記 2018/08/04-2018/08/08

2018/08/04

 

 週末恒例、イオンモールでお買い物の日。息子氏、ショッピングモールで初めてカートに乗った! イオンのカートはCombi製で、見た目に反して堅牢なクッションが設えてあった。今まで息子氏はカートはおろかベビーカーにも乗ったことがないので、車を除けばこれが乗り物デビューである。ただ、時間帯が夕方で疲れていたせいか、息子氏の反応は鈍かった。。。ベビーカーは、嫌がって大泣きする子も珍しくないと聞くので、暴れないだけマシだったが。

 

2018/08/05

 

 とっても暑い日。外に出ると危険なのでこの日は一日クーラーの効いた家にいた。夫が息子氏とよく遊んでくれたおかげか、夜はよく寝てくれた。

 

2018/08/06

 

 息子氏も6ヶ月を越え、だいぶ体がしっかりしてきたので、ついにベビーカーを買うことにした。すでに三人の孫を持つお姑さんの助言を受けて、小回りの効く三輪バギーを購入。これで、最近ぐんと重くなってきた息子氏を乗せてお出かけが捗るだろう。もう、どこにでも抱っこ紐で行くゴリラとは呼ばせないゾ

 

2018/08/07

 

 夫が会社の応募企画で、最近流行りのスマートスピーカー Google Homeを当てて帰ってきた。

store.google.com

 

 私の会社でも、新しもの好きのCTOが発売と同時に買ってオフィスに備えていたスマートスピーカー。声で操作できる、ということに魅力を感じていたのでいつか買おうかな〜と思っていたところに棚ボタである。早速、スマホにアプリをダウンロードして使ってみる。ケチなのでSpotifyなどの音楽ストリーミングサイトはほとんど使っていなかったが、これを機に登録してみた。

 

 Google Homeでショッピングリストを作成するなど、早くも役立つ機能を発見。声でリストを作成して、スマホに連携されるからメモを取る必要がない。

support.google.com

 

 また、声を出せる・応答があるシステムは、日中子どもと二人きりでこもっている私の精神衛生にとても良い。「OK,Google、ラジオかけて」「OK,Google、今日の予定は?」など何もなくても声を出して応答を受けるのは単純に楽しい。まだ、聞き取りが甘かったりファジーな使い方ができるほどAIが発達してはいないけれど、息子氏が大きくなる頃にはいっちょまえに人間と会話が楽しめるくらい発達してるのかな?将来に期待である。

 

2018/08/08

 

 息子氏の貧血診断から一ヶ月、再検査を受けてきた。前回はそけい部から採血したが、今回は手首あたりの血管から採血してもらった。大人の採血と同じように、ゴムで肘のあたりを縛って血管を浮き上がらせ、注射器で血を吸い出す。何せ赤ちゃんの腕なので、素人目にはとても血管など見えないが、ベテランの先生があっという間に良い血管を見つけて採血してくれた。

 

 血液検査の結果、全て正常値だった!息子氏の貧血は改善していた!

 前回8.5Lg/dlしかなかったヘモグロビン値が11.0Lg/dlに増加。下限ぎりぎりとはいえ、正常な範囲に収まっている。

 一ヶ月間、欠かさずに鉄剤のインクレミンシロップを飲ませた甲斐があった。とりあえずひと安心である。今後もフォローアップのため、あと二ヶ月は鉄剤の投与を続けることとなった。

育児日記 2018/07/29-2018/08/03

2018/07/29

 誕生日。この年になるとあまり感慨はない。息子氏は一ヶ月刻みで成長を喜ぶのに、大人になると薄情になるものだ。逆走する台風が九州に雨風をもたらす中、近所のケーキ屋へ車を出してもらった。今年は白桃のパンナコッタでお祝い。息子氏のためにも、いい一年にしよう。

 

2018/07/30

 台風一過で爽やかな風が吹く日。免許証の更新のため、近所の運転免許試験場へ向かう。夫に息子氏を見てもらい、久しぶりの一人での外出。正直に言って、体に抱っこ紐が着いてないと不安になる。。。ベビーカーもまだ持っていないので、文字通り息子氏と一心同体な半年間だったのだ。とはいえ、息子氏を抱えなくていいぶん、身軽なのも確かで、1年以上ぶりにハイヒールを履いた。案の定肩こりになったが(よくこんな靴履いてたな)、心は軽かった。

 さて、21のときに新潟で免許を取得してから、茨城・神奈川と免許を更新してきて今回が3度目の更新となるわけだが、県によって交通事情の捉え方は全然違うことにいつも驚かされる。茨城はシートベルトをしないことによる事故発生率が非常に高く、シートベルト着用について厳しい指導を受けた。ここ福岡は、なんと飲酒運転の検挙率が全国ワーストに入っているそうで、更新のための講習の半分は飲酒運転に関する話題だった。県ごとに作成した講習用テキストがあるのだが、行政の仕事らしくイラストはすべて「いらすとや」さんのものを使い、テキストの半分以上が飲酒運転について割かれていた。

 個人的に、飲酒運転をしてしまうようなドライバーは完全にアルコール依存症だと思うので、個人の意識や法律の厳罰化でどうにかなるような問題ではないと思う。日本の酒に対する敷居はかなり低い反面、アルコール依存症に対する世間の目は冷たい。これでは飲酒運転が減るはずがない、と思うのだが。まずはアルコール依存症について、もっとケアに力を入れることから始めるべきだろう。

 

2018/07/31

 離乳食は順調に進んでいる。にんじんのピューレを食べきったので、今度はかぼちゃのペーストをあげてみた(もちろんベビーフード)。これはにんじん以上に受けて、息子氏はパクパクとペーストを平らげた。やはり、かぼちゃの甘みが美味しいのだろうか?

 

 

 ゴックン期は煮潰した野菜をさらに裏ごししなければいけないので、できればおかゆのみ手作りして、他はベビーフードで乗り切りたい。

 

2018/08/01

 支えなしで、数秒だが息子氏は座れるようになった!腰が据わってきたのだ!どんどん成長していて嬉しい。

 

 と、ここに来て夜泣きが始まる。いつもは最低4時間は連続して寝る息子氏が、2時間にいっぺんは起きてぐずぐず言うようになった。最初は授乳の量が足りないのかと起きるたびに授乳していたが、今度は母乳の飲み過ぎでお腹を壊してしまい、苦しそうにしている様子。6ヶ月頃から夜泣きが始まる子がいる、とは聞いていたがついに始まったか!

 というわけで、生後2ヶ月の時に買っておいた「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」を引っ張り出してきて確認である。

 

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

 

  生後2ヶ月まで、あまりに寝られないので疲れ切っていた時期にネットで見つけて買った本で、とても良い本である。息子氏はあまり睡眠に関するトラブルがない方で、最近はこの本も本棚にしまわれていたのだが、満を時して再読。

 

 本によれば、夜泣きとは「生活リズムの崩れ」から赤ちゃんの体内時計が狂ってしまい、発生する時差ぼけのようなもの(もある)とのこと。(全てがそうではない)

 そのため、まずは生活リズムの改善から夜泣き対策はスタートする。具体的には、

 

  1. 朝はカーテンを浴びて日の光を浴びる。
  2. 昼間は外に出て散歩するなど、体を活発に動かす。
  3. 夜は電気を暗くして、スマホ・テレビは禁止。授乳は暗い場所で行う。

 上記に留意しつつ、赤ちゃんに早寝早起きのリズムを作ってあげることが、夜泣き対策になるとのこと。思い返せば、最近は昼間が暑く、熱中症を恐れてカーテンを閉め切った部屋に引きこもっていた。これがよくなかったのだろう、息子氏は昼寝してもすぐに起きてしまい、一日中ぐずるようになり、こちらも疲れてしまっていた。

 

 もともと外出しないではいられない性分の私。朝、まだ暑くないうちに散歩をして体を動かすようにした。息子氏は外を歩きこそしないものの、抱っこ紐の中でも運動の効果はあるようで、その日から昼寝の時間が長くなった。いままで長くても20分で起きていた昼寝が、短くて30分、長くて2時間程度寝てくれるようになり、こちらは大いに助かった。それだけでなく、夜も連続して寝てくれるようになり、夜間授乳を一回するだけであとはずっと寝てくれるのは本当に嬉しかった。もちろん、夜泣きには多様なパターンがあり、たまたま息子氏は生活リズムの改善が功を奏しただけだと思うが、それでも夜寝られる、夜寝てくれるのは本当に嬉しい。

 

2018/08/02

 今日は、ほうれん草のベビーフードを出してみた。が、一瞥しただけで拒否された。。。口に入れても出されてしまう。今まで、オレンジ色のにんじんやかぼちゃとはあまりに異なる緑色と、ほうれん草の苦味がお気に召さないのかな?

 

 

2018/08/03

 今日はほうれん草のベビーフードに、かぼちゃのペーストを混ぜて再挑戦。最初にかぼちゃを食べさせたところ、勢いがついたのかほうれん草もよく食べてくれた。小さなことだが、挑戦がうまくいくと嬉しい。

育児日記 2018/07/22-2018/07/28

2018/07/22

 離乳食をはじめて一週間が経った。腸内環境が変化したせいか、息子氏は少しお腹がゆるくなった。変化があると心配になるが、とりあえずは様子見。

 

2018/07/23

 日本脳炎の予防接種に、小児科へ行った。相変わらず、息子氏は注射針を刺された瞬間だけ泣いて、あとは穏やかな顔をしている。待合室で会計を待っていたら、お父さんとお母さんがそれぞれ女の子を抱いている……が、服が違うだけで全く同じ顔である。一卵性の双子ちゃんだ!一瞬、自分の目がおかしくなったのかと不安になるほどそっくりな子たちだった。息子氏と変わらない月齢の子だと思うが、顔はもとより頭の形、髪の生え方、首のかしげ方までそっくり!ひとりは赤い服、もう一人は白黒のボーダー模様の服を着ていた。正直、服をみないと違いがわからない。自分なら家庭内取り違えをしてしまいそうだ。。。

 

半神 (小学館文庫)

半神 (小学館文庫)

 

 

 ちなみに双子といえばこの作品。もちろん体はくっついてないよ!

2018/07/24

 これまでおかゆのみを食べさせていたが、今日からにんじんのベビーフードを与えることにした。

 

  ゴックン期の離乳食は、食材をすりつぶしたあとに裏ごしして、食材の原型を止めないようにしなくてはならない。それが非常に手間だが、すでに調理済みのベビーフードはその点すごくラク。ゴックン期はベビーフードオンリーでもいいくらいだ。

 はじめてのベビーフードだったが、息子氏は喜んでぱくぱくと食べた。さすがプロの味は違う。

 

2018/07/25

 いよいよ目がよく見えるようになってきた息子氏。テレビを点けていると、詳細はわからないまでも動く画を興味深く追っている様子。民放はうるさくて苦手なので、もっぱらNHKEテレばかり見ている。息子氏はさっそく「ピタゴラスイッチ」が気に入った様子。始まったのは私が中学生くらいの頃だったかな?いわずもがな、優れた番組である。

 

2018/07/26

 暑いので日中は部屋に引きこもっている。が、あまりに外へ出ないのもよくないので、朝のまだ暑くない時間に息子氏と外を散歩している。早朝から降るような蝉時雨。本州はとんでもない暑さだというが、九州は異常な暑さではないので助かる。九州に引っ越してきた最初の年は、この土地の湿度と蒸し暑さに慣れずひどく消耗したことを思い出す。最初の夏は暑さにやられ、二年目の夏はつわりで苦しみ、三年目は子供と過ごす夏。今年がいちばん幸せだ。

 

2018/07/27

 毎週金曜日は、ヤクルトを手売りしてくれるヤクルトレディさんの訪問日である。息子氏をとにかく可愛がってくれる方で、私も金曜日を楽しみにしている。が、最近息子氏はヤクルトレディさんが来る時間帯に昼寝してしまうことが多く、私もヤクルトレディさんもがっかりする。。。やはり赤ちゃんが居ないと話が盛り上がらない。。。

 

2018/07/28

 恒例、週末イオンモールで買い物の日。ベビザラスで新しい授乳用ブラを買った。産後すぐに買ったブラたちは、この半年ハードに使われてどれもヨレヨレになっていたので、新しい下着で気分一新である。出産してから半年、頑張ったなあ。。。

 

 

育児日記 2018/07/17-2018/0721

2018/07/17

 

 

 出産祝いに夫の同僚から頂いたミキハウスのベビーマグ。里帰りから戻って3ヶ月、毎日バタバタしていてすっかり存在を忘れていたが、離乳食を始め、母乳以外のものも飲ませてみよう、ということで満を持して使うことに。頂いたマグは「3ヶ月以降は哺乳瓶の乳首で飲む」「5ヶ月以降はスパウトでトレーニング」「8ヶ月以降はストローマグで飲めるように」、段階を踏んでトレーニングするもの。さっそく、スパウト付きトレーニングマグに赤ちゃん用麦茶を入れて息子氏に渡したところ、ほんのわずかではあるが飲んでくれた。暑い日が続くので、何とかうまく水分補給していきたい。

 

2018/07/18

 地域の赤ちゃん交流会で知り合った、Iさん宅へお伺いする。お子さんのCくんは現在8ヶ月、息子氏と2ヶ月しか月齢が変わらないのに、体全体がしっかりとしていて、すでに赤ちゃんから「幼児」へと進化しつつあるようだ。まん丸な目がママにそっくりで、おむつのCMに出ている赤ちゃんモデルのようだ。

 しかし、カワイイ顔してベビーベッドの上でハイハイを行い、ベビーベッドを動かすほどのやんちゃぶり。女子と見紛う可愛らしさだが、やはり男の子だ。

 Iさんとは偶然にも年が同じ、転勤でK市へ来たのも同じで、話が弾んだ。歩いて5分のご近所さんに、境遇も子供の月齢も近い方がいる、ありがたいことである。

 

2018/07/19

 初めてベビーフード(和光堂コシヒカリおかゆ」)を使ってみた。作り方はお湯を入れて蒸らすだけ、と拍子抜けするほど簡単。これでいいのか?と不安になる程。お湯をおかゆパウダーにかけるとモコモコしたペースト状になる。なるほど、10倍粥を裏ごし器で濾したものと同じテクスチャーだ。

www.wakodo.co.jp

 はじめてのベビーフードを、ようやくスプーンに慣れてきたらしい息子氏はすんなり受け入れ、3口ほど食べてくれた。食事作りの手間が省けると精神的にものすごく楽だ。

 

2018/07/20

 ベビー椅子の「BUMBO(バンボ)」が届く。カラーは黄色。

 

バンボ Bumbo バンボ マルチシート ライム
 

 

試しに息子氏を座らせてみたところ、支えれば難なく座れる。支えなしだと厳しい、という感じ。とはいえ、今まで椅子なしで離乳食や貧血治療の薬を飲ませるのはかなり大変だったので、椅子があると相当楽になる。座っただけで息子氏はニコニコするので、最近の商品はよくできている。

 

2018/07/21

 薬局で「離乳食のとろみ付けパウダー」を買う。貧血治療薬のインクレミンシロップに混ぜて飲みやすくする作戦である。うまくいけばいいが。。。

育児日記 2018/07/10-2018/07/16

2018/07/10

 午前中、息子氏のおむつを替えていたら、便の中に少量の血が混じっているのを発見。粘り気のある血が、筆で一筋なぞった程度出ていた。機嫌も悪くなかなか泣き止まないため、慌てて小児科に駆け込む。

 問診と計測をしたところ、熱はなく、吐き気や腹痛の様子もない。ちなみに苦痛を言葉で表現できない赤ちゃんだが、腹痛がある場合は、泣いている時に顔色が白くなるらしい。

 下血があったことを踏まえて、体内にどの程度血があるかを調べるために血液検査をすることになった。そけい部からシリンダー1本分の血を抜かれ、息子氏はわんわん泣いた。が、針を抜かれた途端に泣き止んだ。強い子である。

 血液検査の結果は翌日わかるとのことで、一旦は帰宅。その後、一度だけ同程度の下血があったものの、息子氏の機嫌も良く、食欲もあったので安心する。

 

2018/07/11

 血液検査の結果を聞きに再度小児科へ。アレルギー反応や細菌性出血ではないことを教えられた上で、息子氏が貧血であることを告げられる。

 このあたりの顛末は下記の記事に書いた。

 

tellurium52.hatenadiary.jp

 

 貧血治療薬の「インクレミンシロップ5%」をもらって帰宅。てっきり「検査の結果、問題ありません」とだけ聞かされるだろうと楽観していたため、かなりの軽装備で小児科へ行ってしまった。こんな日に限ってお薬手帳を忘れたことを後悔した。それにしても、お薬手帳はそろそろ紙媒体じゃなくアプリ化してほしい。。。

 

2018/07/12

 スポイトで貧血の薬を与えてみるも、器用に舌を使って出されてしまい、なかなか飲ませることができない。貧血は続くと発達に遅れが出る、というネット情報を読んでしまい、ますます落ち込む。

 

2018/07/13

 息子氏、生後6ヶ月!ハーフバースデーだ!元の予定では写真を撮ったりして祝おうと思っていたが、息子氏の貧血が心配で祝い事をする気持ちにはなれなかった。

 午前中に必達の仕事があったので済ませ、その後小児科へ。火曜日以降、下血は観測しておらず、熱もないし苦痛を感じている様子もないことを伝えると、「下血についてはとりあえず安心してOK。当面、貧血の治療をします。離乳食は再開すること」と指示を受ける。

 息子氏がシロップを飲んでくれないことを伝えると、

 

  • スポイトで一滴ずつ地道に飲ませる。(相当時間がかかる)
  • 顆粒の薬に切り替えて、頬になすりつける

 上記の方法で何とか飲ませるように、と言われた。とにかく薬を飲んでもらわないことには話が始まらない。頑張る。

 

2018/07/14

 火曜日から中止していた離乳食を再開する。10倍粥を裏ごしした、濃い重湯みたいなものをスプーンに入れて食べさせてみる。。。が、全く興味なし。何とか口に入れても、すぐに口から流れ出てしまう。10倍粥自体、乾いたお米から作ると結構な手間がかかるので、全然食べてもらえないと凹む。

 

 最初は炊飯器のおかゆモードで10倍粥を作ったが、時間がかなりかかる&作ったところでほとんど食べてもらえないので、下記の方法を考えた。

 

  1. 大人が食べるためのご飯を炊いたときに、大さじ1杯ずつご飯をすくって冷凍しておく
  2. 離乳食を食べさせる時間の30分前に冷凍ご飯を用意する
  3. 大さじ1杯 = 15ccなので、10倍の水(150cc)が粥を作るのに必要な水である
  4. 冷凍ご飯を10倍の水で15-20分ほど 煮る
  5. 出来たおかゆを裏ごし器で漉してクリーム状にする(サラサラのスープ状ではなく、ぽってりしたクリーム状にするのがコツ)

 

 支えればかろうじて座れる程度の息子氏。ベビー椅子を用意しておらず、大人の膝の上に乗せて食べさせるのは、予想以上に難しかった。離乳食はひとつの関門だと聞いていたが、納得である。

 

2018/07/15 

 相変わらず貧血治療のシロップを拒否する息子氏。しかし、シロップ自体が嫌いなわけではなく、サラサラした異物を口に突っ込まれるのが嫌なようだ。自分の指や人の指を口に持って行ってはしきりにしゃぶっているので、思い立ってシロップを指につけてしゃぶらせてみたところ、抵抗なくシロップを飲み込んでくれた。これで貧血治療に光が見えた!

 また、息子氏の貧血に関連するわけではないが、私もなんとなく身体&精神の不調を感じていたので安い鉄剤サプリを飲むことにした。これが大当たり

 

DHC ヘム鉄 徳用90日分

DHC ヘム鉄 徳用90日分

 

 

 最近、暑さも相まって一日中体がだるく、すぐに疲れてしまって家事も育児も億劫になっていた。本当はどちらもきちんとやりたいのに体力がなくて出来ないのはストレスがたまる。ストレスが高じてどんどん気分が落ち込んでしまい、さらに息子氏の貧血発覚が精神状態の悪化に拍車をかけた。遅れてきた産後うつかな?と本気で疑っていた。

 それが、鉄剤サプリを飲み始めて、全くと言っていいほど症状がなくなったのである。体のだるさ・疲れやすさが改善されただけで、こうも精神状態が変わるものか!鉄剤サプリを飲んで鉄分を補給しただけで、また余裕を持って育児に向かうことができる。どうやら息子氏だけでなく、私も貧血になっていたようだ。母乳は血液から作られていることを考えれば、授乳は毎日相当量の血を献血しているような状態であるわけで、そりゃ貧血にもなるわ。。。と納得。

 

 ちなみに鉄剤サプリで鉄分を補給し始めて、なくなった症状は下記の通り。

 

  • 嗜好の異常。やたらと甘いもの、とりわけチョコレートが食べたくなり、四六時中お菓子を食べるような生活になる。もともと甘いものは好きだったが、好きで食べるというより「食べさせられている」感覚だった。食べても美味しくないし、食費もかさむし、何より健康に良くない。授乳生活は健康的な食生活を送りたい、という意図に反して甘いものばかり食べてしまい、ひどい自己嫌悪に陥る。
  • 慢性的な体のだるさ。朝目覚めた時から体が重く、何をするにも億劫に感じる。当然、家事・育児ははかどらなくなる。
  • 気分の異常な落ち込み。現実に対して、明らかに誤った被害者意識のようなものが膨らんでしまい、手がつけられなくなる。確かに育児はハードだし、のんべんだらりと暮らしているわけではないが、この被害者意識は明らかに道理に合わない。そして、おかしな考えであると自分でわかっているのに、頭から振り払うことがどうしてもできない。こうなると、育児は全然楽しくなくなってしまう。この症状が一番辛かった。

 

 かなりひどい症状が出ていたにも関わらず、自分が貧血であることなど、全く思い当たりもしなかった。妊娠するまで、私は年に2回必ず献血しており、30年近く一度も血液検査で貧血を指摘されたことがなかったのである。妊娠してからも貧血はなかったので(血圧も血糖も異常なし、それでも早産した)、自分に貧血など一生関係ない、と思い込んでいた。今回の件で、思った以上に自分のことがわかっていないし、自分が不幸だと息子氏に迷惑がかかる、ということを痛感した。息子氏のためにも、自分の健康には気を使わねばならない。

 

2018/07/16

 貧血治療薬は何とかコンスタントに飲ませられるようになったものの、やはり「重度の貧血が続くと発達に遅れが出る」という情報が気になって仕方がない。息子氏は早産で生まれ、そもそも体内の貯蔵鉄が少ない上に、体を大きく成長させるに当たって正期産の赤ちゃんより多くの鉄を必要としている。そして、鉄の含有量が少ない母乳育児(ただし、母乳に含まれる鉄分はミルクに比べて吸収率が高いため、母乳育児が貧血の原因ではない)と、貧血になるための条件が揃っていた。しかし、生まれた病院(NICUがある市民病院だった)での血液検査をパスし、その後は地元の小児科へ引き継がれたため、貧血に対するフォローが何もなかったのだ。

 すでに、息子氏は長いこと貧血であり、私はそれに気づかず悪影響を与え続けていたのでは。。。と、不安と後悔ばかりが募っていった。

 

 この頃、赤ちゃんの貧血について、有力な情報を見つけた。

www.mcfh.or.jp

 母子衛生研究会によるQ&Aで、栄養不足(特に鉄欠乏性貧血)のもたらす症状と、その回復について書かれている。

 

1歳くらいで鉄欠乏性貧血が続くと発達が遅れるという論文もたくさん出ていますが、ここで論じられる遅れは目に見えるような遅れではなく、詳しい検査をしてやっとわかる程度の遅れです。また、栄養状態が戻ると遅れも改善することがわかっています。 

 

 母子衛生研究会は、科学的エビデンスに基づいた情報提供を行っている機関で、この「赤ちゃん&子育てインフォ」の回答における知見の正確さは、凡百のサイトをはるかに凌ぐ。「栄養状態が戻ると発達の遅れも改善する = 鉄欠乏性貧血が改善されれば発達に影響はない」と考えてよいのだろう。そして生後6ヶ月現在、息子氏は身長体重・発達ともに何も遅れていない。この回答は大きな安心材料となった。 

 

 赤ちゃんの貧血は自覚症状がないため、先の乳児健診で顔色の悪さなどを指摘されて発覚することが多いという。ある意味、生後6ヶ月の現時点で息子氏の貧血が発覚したのは神がかり的なタイミングだったのだ。

 

 

【早産だから?】乳児の貧血について

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生後6ヶ月にして、貧血と診断される

 35週の早産で生まれた息子氏。2,179gと小さめで生まれたため、低出生体重児として1週間ほどNICUに入院したが、その後の経過は順調そのもの。体重も身長も成長曲線の下限ぎりぎりから徐々に真ん中に入ってくるようになり、また発達も正期産の赤ちゃんと遜色ないため、ややもすれば早産児だったことを忘れがちだった。

 

 しかし、先日おむつを取り替えていたら、便の中に筆一筋程度の血が混じっているのを発見。ごく少量ではあるが、明らかに血便だったので大慌てで小児科を受診した。

 

 かかりつけの小児科では、「便の回数はどれくらいか」「うち出血は何回あったか」「吐き気・熱はないか」などの問診を受けた。便の回数は通常4回に対し7回と少し多かったものの、吐き気・熱はなく息子氏は元気いっぱい。出血の量も多くないことから「念のために」採血して血液検査をすることに。

 

 赤ちゃんの採血はそけい部から行われるらしい。そけい部に針を刺され、注射器のシリンダー1本分の採血を実施。血を採られている間じゅう、息子氏はわんわん泣いたが、針を抜かれたらすぐに静かになった。痛みに強い子なのかもしれない。

 

 翌日、幸いにも血便は収まった。やや軽い気持ちで、血液検査の確認のために小児科を訪れたところ、検査結果には衝撃のデータがあった。

 

 「息子さん、貧血です」

 

 なんと血液中の血清鉄の含有量が、基準値51〜198μgのところ息子氏は18μgしかなかったのだ。

 

赤ちゃんの貧血について

 小児科のお医者さん曰く、「完全母乳の赤ちゃんはどうしても貧血になりやすい」とのこと。母乳にはあまり鉄が含まれていないからだ。また、母体がどれだけ鉄を体内に持っていたとしても、母乳に出てくる鉄の量は一定である。つまり、赤ちゃんが貧血になったからといってお母さんが鉄を多く摂取しても効果はないということだ。

 

 さらに、早産で生まれた赤ちゃんは、体内の貯蔵鉄の絶対量が正期産の赤ちゃんに比べて少ないため(予定日近くになると母体から胎児への鉄の移行がぐっと多くなる)、貧血になりやすい。また、生後6ヶ月付近は体の成長に伴い、鉄を大量に必要とするためなおさら貧血になりやすい時期であるようだ。

 

 以前にも書いたが、自分は完全母乳にこだわりは全くない。ただ、たくさん出るのをいいことに母乳のみを与えていただけだ。特に母乳信仰があるわけでもないのに、息子氏が哺乳瓶を嫌がった&自分の手間を省くことを優先して、一度も粉ミルクをやらなかったことを深く後悔した。鉄を添加されている粉ミルクも飲んでいれば、少しは鉄が補給できたかもしれないのに。

 

赤ちゃんの貧血対策

 息子氏は貧血の治療をすることになった。治療内容は、経口鉄剤のインクレミンシロップを朝晩飲ませること。さくらんぼの香りのする甘いシロップで、一回の投与量は1.5ml。微々たる量だが、飲ませるところでつまづいた。

 スポイトでシロップを吸って飲ませるのだが、離乳食を吐き出すことを覚えた息子氏は、口に入れてもべーっとシロップを吐き出してしまう。離乳食ならいつか食べるだろう、という展望があるため出されても気にならないが、このシロップに息子氏の健康がかかっているとなると正気ではいられない。

 

 小児科のお医者さんに相談したところ、「一滴ずつ時間をかけて口へ滴下する」か、「粉薬を処方してもらい、口の粘膜に擦り込む」という方法を紹介された。前者は時間掛かりすぎるし、後者は赤ちゃんがむせてしまいそうだ。シロップの味が嫌いなのか、息子氏はちょっとシロップを舐めてもだいたいの量は口から出してしまう。朝晩の薬の時間を迎えるたびに、暗澹たる気持ちになっていた。

 

 だが、今日になってスポイトを止め、シロップを指につけて息子氏の口に入れてみたところ、抵抗なくシロップを飲み込んだのだ! どうやら、シロップではなくスポイトが嫌いだったらしい。今後、スプーンですくって飲ませてみたり、哺乳瓶やマグに入れたり、なんとか方法を考えてみよう。 

 

 それにしても、赤ちゃんの成長は想定外の事柄ばかりだ。子供の命がかかっているため、つい暗い気持ちになりがちだが、あくまで事実を見つめ、少しでも明るい方向を目指して行動していこうと思う。

 

 なお、早産児(低出生体重児)の貧血と鉄剤の投与については、下記のドキュメントを参考にした。

新生児に対する鉄剤投与のガイドライン

http://jsnhd.or.jp/pdf/pblcmt/pbl00301.pdf

 

 読むのは難しいが、素人でもわかるレベルで丁寧に早産児が貧血になるメカニズムと、その治療について書かれている。非常に有用なドキュメントである。