ジャックと豆の記

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35週での早産 -前日まで-

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 2017年6月 妊娠発覚

 2018年1月 35週1日で出産(正産期より二週間早い早産)

 

妊娠期間

 北九州のセントマザークリニックにて、不妊治療(タイミング法)を行い、幸運にも1回の治療で妊娠。ちょうど夏の初めに妊娠初期を迎えたため、蒸し暑さとつわりのダブルパンチに苦しむ。秋風が立つ頃にはつわりもおさまり、その後は順調に過ごす。体重がやたら増えて(標準の範囲内)怯えたり、里帰り期間が長いことを気に病んだりしたが、血圧も血糖も正常、胎児の成長も順調と問題のない妊娠期間だった。

 

異変

 2018年1月中旬、里帰りのため九州から上京。ギリギリまで里帰りしたくなかったため、34週までに受診する妊婦健診を34週6日まで引き延ばす。飛行機を降りたその足で分娩予約済みの地元のAクリニックを受診、問題ない旨を伝えられる。このとき子宮頸管は3cm。 

 翌日はAクリニックで行われた母親学級(妊娠後期)に参加し、経産婦の方から出産時の話などを聞く。おしるしがあって出産した人、突然破水して病院へ駆け込んだ人、陣痛が長引いて大変だった人など出産は様々だ。日中は特に体調の変化もなく、穏やかに過ごす。深夜、なかなか寝付けずにいるといつになく強いお腹の張りを感じたが、すぐに波が去ったため、特に気にしなかった。

 

 里帰りして3日目、10時ごろ突然出血。このとき35週0日、おしるしにしては早すぎる。慌ててAクリニックへタクシーを飛ばし、受診。痛くもかゆくもないが、なんと2日前に3cmあった子宮頸管が1.5cmまで短くなっているとのこと。「切迫早産」との診断。張り止めの飲み薬(メチオニン)の錠剤を渡され、自宅安静を命じられる。午後から美容院の予約を入れていたが、泣く泣くキャンセルする。その後、出血は治ったかに見えたが、21時ごろになって再出血。今度はまとまった量の出血があり、夜間にAクリニックへ駆け込む。子宮頸管の長さは変わらないものの、その場で緊急入院となる。手の震えが止まらないが、これは張り止めの副作用だけではなかっただろう。凍てつくように冷たい星が瞬く、寒い寒い夜だった。

 

 Aクリニックで張り止めの点滴(ウテメリン)を打ってもらい、ひとまず子宮の収縮は治った。そのままベッドで眠れない夜を過ごす。。。が、このときはまだ楽観していた。

切迫早産になる話はよく聞くし、多くの人が張り止めと安静で乗り切っている。入院すれば安全だし、何より正産期までたったの二週間なのだから……この認識が極めて甘かったことを、私はのちに思い知ることとなる。

 

 妊娠は、何が起こるかわからない。