息子が夫に激似だった件
現在生後3ヶ月の息子氏だが、その面差しは生まれた直後から夫そのものである。
目と接近した眉、小さくて丸い鼻、垂れがちの瞳。私の遺伝情報は一切表現されず、ひたすら夫にそっくりである。唯一、私の遺伝情報があるとしたら手相くらい。
(吉田戦車「まんが親」1巻より)
長男つーのは母親に似るもんじゃないのかよ、わしゃ夫のクローンを産んだのか!?
……と思わんこともないが、自分に似ていなくても問題なく息子氏は超絶かわいい。
「似てない親ってのはさびしいもんだよ。」
まったく知らない間に気持ちを推測され気づかわれていたわけだが、
「いや、おれぜんぜんさびしくないから。」
強がりでなくそう言いたい。
「いや本当に。」
自分の要素があろうがあるまいが、居住空間に一緒にいる、ということが子供への愛情の源なのだろう。ひとつ惜しいのは、赤ん坊の顔はどんどん変わるらしいので、今の夫にそっくりな顔立ちも変わってしまう運命にあるのが悲しい。