ジャックと豆の記

妊娠と育児、35週での早産に関する情報など

妊娠と育児に関するブログ

我が家の離乳食日記 〜基本のき〜

 離乳食の開始

 35週の早産だった息子氏。離乳食の開始時期はお座りが安定する生後5ヶ月からが日本におけるスタンダードだが、息子氏は早産ゆえに消化機能が未熟かもしれない〜と無駄にネガティブになり、我が家では離乳食は生後5ヶ月後半になってから始めた。ちなみに、よほど健康に問題がない限り、離乳食の開始を遅らせてもアレルギー予防にはならない、というのが最近の定説らしい。そしてWHOでは離乳食は4ヶ月から開始することを推奨している。何を信じれば良いのやら。。。

rikei-ikuji.com

 

 基本の考え方 

 離乳食をあげるにあたり、以下の原則を持つことにした。

 

  1. 無理に食べさせない。ひとくちでも食べたら合格
  2. 食べる量ではなく、栄養をいかに摂れるかが重要

 

無理に食べさせない

f:id:kinaco68:20181016214315j:plain

 ネットで育児情報を漁っていると、必ずぶつかるのが「離乳食はめんどくさい!」の意見。これはもっともな話で、離乳食の調理方法といえば加熱した食材をペースト状になるまですりつぶしたり、細かく刻んだりと普通の料理とはまた違った手法が必要になる。そして、労力がかかる割に赤ちゃんが食べてくれるとは限らない。。。赤ちゃんの食欲は赤ちゃんの裁量なので当たり前の話なのだが、自分のお豆腐メンタルを考慮すると、せっかく作った食事を食べてもらえないのはかなり凹みそうだ。

 なので、離乳食は「ひとくちでも食べてくれれば合格」と考えることにした。お皿に盛り付けた料理が、ひとさじでも減れば完璧!という考え方だ。ハードルをうんと低く設定することにしたのだ。

 

f:id:kinaco68:20181016202028j:plain

 そもそも、離乳食は赤ちゃんのために作るもので、親の自己満足のために食べさせるものではない。しかし、離乳食の作り方自体がかなり労力がかかる時点で、どうしても見返りを求めたくなってしまうのが人情である。だが、食べさせられる赤ちゃんのにしてみれば自分の食べる食べないで親の機嫌が左右されるのは迷惑でしかないだろう。なので、こちらが求めるハードルをうんと低く設定することにした。10月現在、離乳食を始めて4ヶ月が経過しているが、このやり方はとてもストレスが少なく、離乳食を作る側としても満足している。

 

量にこだわらず、栄養を摂ることが重要

f:id:kinaco68:20181014224800j:plain

 

  お世話になっている「ちょっと理系な育児」に、「離乳食ではなく補完食を」という項目があった。大づかみに言うと、「離乳食は母乳やミルクで不足する栄養素を補完するための食事である」という考え方である。母乳に足りない栄養素といえば鉄なので、補完食では鉄を多く含む食品(肉類など)を食べやすい形状に加工して与える、とのこと。逆に言えば糖質が大部分の白米のおかゆや煮つぶした野菜などはたくさんあげてもあまり意味がない。つまり、おかゆや煮野菜を多く食べさせるよりも、少量でも肉類を食べさせたほうが必要な栄養素を効果的に摂取させることができるということだ。

 

 実際に離乳食を食べさせていて思ったのが、「量を食べてくれないと不安になる」ということ。日本の離乳食本は、多くの場合食べさせる量が厳密に定義されている割に、栄養量に関する記述はあまりない。そのため、本に書いてある量を食べてくれないと親としては不安になってしまう。だが、離乳食の本質は不足している栄養素を補うことなので、量にこだわるのは意味がない。なので、ベビーフードのレバーペーストや、鳥ささみをみじん切りにしたものなどを活用している。

 

 以上が離乳食を開始するにあたってのマインドセット。次回は「離乳食はじめて物語」を書いていく。