ジャックと豆の記

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二人目が生まれた(早産を繰り返した)

 2018年1月に長男を出産した2年後、幸いにして二人目の子供を授かることができた。

 

 懐妊に喜んだのも束の間、世間はコロナ禍の真っ最中。妊娠〜出産まで、いろいろなことがあった。受診していた病院で新型コロナの院内感染が起きてしまい、厳戒態勢で妊婦健診に臨むこととなったり。長男は4月から幼稚園のプレスクールに通う予定であったが、緊急事態宣言の発令によって入園式が2ヶ月遅れになったり。夫の在宅勤務が4月から始まり、夫と未就学児が一日中家にいる中でつわりに苦しむ母、という構図になったり。緊急事態宣言が明けて、幼稚園に通い出した長男の成長が目覚ましかったり。

 

 とりわけ印象深いのは、極限まで気をつけて生活していたにも関わらず、やはり35週で次男を早産してしまったことだ。奇しくも、長男の時と同じように「直前まで何の問題もなかったのに、突然出産に臨む」状況に陥ってしまった。

 

 正直、今回の早産については、落ち込みが酷かった。子供を誰よりも愛しているからこそ、ひとつのリスクも取りたくなかった。確かに、前回の出産の時は里帰り出産のために飛行機に乗ったりして、出産を控えた妊婦としては動きすぎだったかもしれない。しかし、その反省を踏まえて、今回は極力動きすぎないように・栄養に気をつけて過ごしていたにも関わらず、突然破水して出産に至ってしまった。本当に落ち込んだ。

 

 しかし、救急車で運ばれて出産し、二週間NICUでお世話になった長男と比べて、次男はかなり条件が違う。予め設備の整った病院を選んでおき、危ういと思ったら即受診。すぐにNICUへ繋いでもらうことができた上に、最も恐れていた出生体重も、運良く低体重ではなかった。たまたま入院していた赤ちゃんが少なかったこともあり、次男は素晴らしいスタッフから充実したケアを受けることができ、たったの三日でNICUから退院することができた。長男の時はできなかった、カンガルーケアと母子同室も経験することができた。

 

 早産を繰り返してしまったことは悲しいが、長男・次男ともに今まで健康で、発達にも特に遅れが見られないことは重畳と言えるだろう。どんなに悔やんでも、時を巻き戻して出産をやり直すことはできない。そして、やり直す必要もない。全ては、医療スタッフの素晴らしいケアと、子供たちの生命力によって、この上なく上手く進んだのだから。

 

 後悔は尽きないが、後悔に意味はない。子供たちを懸命に育てていると、生き物の生命力の強さに驚かされることばかりだ。そこに、悔恨が入り込む隙はない。

 

 完璧ではないにせよ、私はやるべきことをやった。そしてこれからも、子育てを続けていく。後悔と、意識して決別しようと思う。